笹ヶ峰ダムの概要
笹ヶ峰ダムは高田平野の農地（約７千ヘクタール）を潤す水源として、1983年（昭和53年）に妙高高原町杉野沢に完成したロックフィルダムで、東北電力㈱の水力発電の水源として年間を通して活用されています。
ダムには真川、ニグロ川から春から夏にかけては雪解け水が、大雨の時には雨水が流れ込みます。
ダムから放流された水は、関川を約30km流れて上江幹線用水の板倉取水堰から農業用水として取り入れられます。
また、放流時には、12カ所の発電所を通過することにより電気もつくられ、年間の発電量は約9万5千キロワットで、 2万戸分の消費電力量に相当します。
さらに、このダムは妙高戸隠連山国立公園内にあり、近くの牧場やキャンプ場とともに上越地域の避暑地として自然豊かな憩いの場となっています。
| 河川名 | 関川水系関川 |
|---|---|
| 流域面積 | 55.8 km2 |
| 有効貯水量 | 920 万m3 |
| 満水面積 | 0.90 km2 |
| 満水位 | EL 1220.30 ｍ |
| 型 | 中心コアー式ロックフィルダム |
| 堤 | 48.69 m |
| 堤長 | 317.90 m |
| 堤体積 | 568,000 m3 |
